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私たちは、イタリアや日本国内産など多くの革で、数多くのサンプルを作って試してきました。
さらに、日本国内外の縫製メーカーさんやレザーメーカー(タンナー)さんも尋ね、職人さんをご紹介いただくなど、何度も相談にうかがいました。
しかしながら、日本国内では、ミシンをはじめとする生産設備の問題や、職人さんの絶対人数、韓国や中国では満足のできる革と製品の品質に確証が持てず、一度は諦めていました。
私達がiPhone用本革ケースにこだわり、発売までに2年以上を費やしてきた理由は一つです。
財布やバッグに使われているイタリア産最高級レザーを使って、最高の革ケースを作りたい!
しかし、iPhoneケースでこれらのレザーを見かける事はありませんでした。
iPhone本体を約2年で買い換えるのに、価格が高いレザーケースを使うのはもったいないと思われているのかな?
考えてみてください。私達は財布やバッグに一日何時間触れていますか?
場合によっては何分かもしれません。
iPhoneはどうでしょうか?
2時間 ? 3時間 ? 人によっては10時間以上かもしれません。
iPhone本体を所有している期間はわずか2年かもしれませんが、触れている時間を財布に換算すると、20年? いや100年以上触れているのと同じくらいになりませんか?
このケースはいつの間にか体の一部となり、大切にしているiPhoneを守り続けています。
私達自身を演出する洋服やアクセサリー類以上に、プライベートな自分を映し出しているかもしれません。
私達が考えているiPhoneケースのデザインやコンセプトをお伝えします。
なぜか一般に販売しているほとんどの手帳型ケースはiPhoneを右側に収納する設計です。
しかし、私達のケースは企画の段階から左側でした。
理由は、ケースを開かなくても消音や音量がスマートに調節できるからです。
交通カードを入れて、電車やバスにそのまま乗り、消音や音量の調節もスマートに行えます。
そんな時、ある職人さんと幸運にも出会う事ができました。三代目惣次郎こと渡辺文夫氏です。
さらに幸運な事に、我々が探し求めていた革を見つける事もできました。
考えてみれば、これは当然の成り行きで、あるべき革が渡辺文夫氏の工房にあったんです。
渡辺文夫氏のクラフトマン魂を満足させられる革の一つ、それが イタリアのプレミアムレザータンナー、ワルピエ社(conceria walpier) が手がける「ブッテーロ」のショルダーレザーです。
この革を使って、一点一点手作りの試作がはじまりました。
一切の妥協を許さず、細かいスペックとサイズ、厚みにこだわり続け、型紙や試作品だけでもパーツを入れれば数十点を作成、ついに最終品が完成しました。
実際の製品も、今回の試作品同様に、革のスキ、断裁から、iPhone本体との勘合やマグネットの接着具合を確認しながらの縫製、端面の磨きなど、全工程を渡辺文夫氏本人の納得のいくまでを、手作業により施して完成します。
一般的なiPhoneケースは本革といっても、大量生産するために化学薬品でなめされた革にプラスティックケースを貼り付けた製品がほとんどです。
しかしながら、このケースは表面だけでなく、隠れた裏面まで全てが総革張り仕様の徹底したプレミアムケースです。
本物をお探しの方に勧めします。
昔ながらのバケッタ製法にこだわり、フルベジタブルタンニン仕上げで生産している希少な革です。
傷を隠すためのクローム鞣しでの顔料仕上げはせず、植物性タンニンで鞣し、染料による染色を行い、自然の風合いを残した仕上げを施しております。
繊維密度が高いのでコシが強く丈夫なほか、発色のよさも大きな魅力です。
しっとりとした手触りの素材は使いこむにつれて艶と透明感が増し、色が深くなり独特の味が出てきます。
タンニン鞣しの革はクローム鞣しの革と比べ温かみがある反面、多少の傷は避けられないほか、濡れるとシミになりやすいという大変デリケートな素材です。
それもこの革の味としてご理解ください。
使い続ける事でエイジングされ、プライベートな一品に育っていきます。
エイジングを楽しみいただきながら、あなたも本物を持つ喜びと愛着を体感してください。
渡辺文夫氏本人による限られた生産数量により、 在庫が無い場合は予約注文とさせていただく事をご了承ください。
Made in Japan
高級バッグメーカー『tense』奥野徹也氏のご好意により三種類の革を用意できました
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